■ 読書文化の普及に貢献するため、1日1冊・7日間、本の説明なしに、表紙の画像をアップするというブックカバーチャレンジ。2日目は五十殿利治著『改定 大正期新興美術運動の研究』。
■板垣鷹穂の代表的著作を初めて市場で落札した際、「板垣あたりに関心があるのなら」と尊敬する同業の先輩に勧められた本です。
古書店開業から3年弱、日本のモダニズムについての知識など何の持ちあわせもないまま、経典でも読むような気持ちでただただ読み進めた885P。Google先生が何でも答えてくれるようになるのは、もっとずっと後のことです。
村山知義、岡田龍夫、神原泰、マヴォ、アクション、ブブノワ、そして、大正時代の日本と西欧との文化的な距離がどれほど接近していたことか……全てはこの本から教わりました。