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07/07/14 Information

■沖縄・九州南部で暴れまわった台風が北上を続け、どうやらこの三連休は列島を直撃する模様。各地の皆様、どうかくれぐれもご注意ください。都内の交通網に支障をきたさない限り、明日7/14(土)は営業の予定です。また、来週も火・木・土曜日の12時~20時で営業いたします。 今週やっと市場が通常モードに戻り、今日の落札品をその日に内にご紹介する、魚河岸から帰った鮨屋のごとき新着情報をお届けいたします。画像上は『赤露 今日の展望』と題された昭和7年発行の初版本。A5くらいの少し大ぶりの上製本で、別丁図版の他、本文中にも写真が多用されているのですが、分かるだけでも数点は間違いなく『CCCP』(=USSR)からの流用。肝心の言説の点での検証をしない限り評価の難しいところはありますが、『CCCP』がソ連の対外広報に果たした役割には、やはり見過ごせないものがありそうです(ちなみに小店では依然として在庫あり。ううむ)。尚、当書は黒田辰夫「ソヴェート・ロシアのスポーツ」、堀野正雄「ソヴエートの写真」の他、満州事変の翌年の発行とあって「陸軍の情勢」「ソヴエート支那革命政策」等政治軍事関係から、産業、文化、市民生活まで、多角的なソビエト・レポートとしての内容を備えています。それにしても、この時代のソ連や左翼思想に興味のある日本人って今どのくらい居るんだろう。今月29日は選挙です。他意はございません。 ■画像下、視覚的に上手くお伝えできないのがとぉーっても残念なのですが、これは珍品。ものすごく面白い絵葉書ばかりだと思って落札したのが、実は絵葉書もしくは官製葉書にラベル類を貼り込み、絵葉書帖に収めていたものでした。つまり、正しくは商標コレクションのスクラップ帖というわけ。ラベルは全て

食品関係、全部で約250枚。ラベルのデザインによっては葉書からはみ出す部分を折り込んで保存しています。葉書にあたる部分に収まる図案レイアウトには、只者ならぬセンスを感じます。このセンスにやられて落札したといっても過言ではありません。葉書は未使用なので、このまま使うことも可能です。複製品を作ればいまでも売れそうです。これはもう立派な「オリジナル絵葉書」といってよろしい!(本当かなぁ) 。何故、絵葉書に?どうしてこうも面倒なことを?…と尋ねる相手さえ分からないわけですが、そこにかつてあった人の奇妙な情熱と秀逸なセンスの痕を留めるスクラップほど、面白いものはないと思います。新聞記事の切り抜きから、挿絵やグラビア写真の切り抜き、マッチラベルのコレクションなど分かりやすいものはもとより、これは全く意味不明・意図不可解といったスクラップ帖・紙モノのカタマリなどありましたら「ちょっと待て。捨てちゃう前に日月堂」。お忘れなく。 目黒のインテリア・ストリートにある「ジェオグラフィカ」さんでは、引き続き、紙モノを中心に小店の商品を展示販売させていただいております。今週、また新たに商品を投入!今月末までにさらに投入予定あり!!六畳一間とは違う表情を見せる商品たちをご高覧いただければ幸いです。 ■先週、少しお知らせしましたが、 “廃墟・工場・製造機械部品”をテーマとするパルコ・ロゴスギャラリーとの共同企画は、日程が10月12日(金)~22日(月)でほぼ決定いたしました。うかうかしていると10月なんてもうすぐです。来週以降、詰めを進めますので、詳細は随時このページでご案内させていただきます。乞うご期待!(本人依然迷路彷徨疑心暗鬼…?)

07/07/07 Information

■ネット環境も安定…と思ったのも束の間、自宅のパソコンがやはり絶不調。近々抜本的な解決を図りますが、このため月・水・金・日曜日にいただいたメールへのご返信が遅れる場合があるかと思います。大変恐縮に存じますが、ご連絡に際しましてはご留意いただければ幸いです。 店は来週も火・木・土曜日の12時~20時で営業いたします。お盆の頃までは堅調に営業の予定です(とはいっても…週三日…すみません)。 ■今週も通常の市場はお休み。なので、新着品は、ストックに回したまま全く忘れていたものから掘り出した二点です。画像上は1966年に発行された『Philip Jhonson Architecture 1949-1965』(初版) 。カバーに欠けありイタミあり、で、これは養生してから店へと思い、そのまま放ったらかしにしていたのを久しぶりにひっぱり出してみたところが何と。見返しに英文の献呈署名が!-日本人K.S氏(正体不明)に宛てられた署名には、識語も添えられており…これを発見した時の気持ちというのは、洗濯物のポケットから忘れていたお札が出てきた時の気持ちととてもよく似ていました。写真中心のビジュアル・ブックですが、テキスト・資料33Pに設計図も添えられて、内容的にも手ごたえある一冊です。

さて、画像下の一冊はといいますと、ドイツ語なので調べるのは後回しね(色んな理由で後回しになるんですが)…と勝手に怠惰を決め込んでいたなかからの掘り出しもの。『System-Design Bahnbrecher:Hans Gugelot 1920-1965』は、1984年にミュンヘンの美術館で開催されたハンス・グジェロによるプロダクト・デザイン作品展に際して発行された図録。全138Pのうち60Pがデキストに当てられた資料性に傾く内容ながら、その名を知られたブラウンのシェーバー、ハンブルグの市電から、オフィスのシステム家具やテレビ、果てはビール用のコンテナケースまで、その足跡を記す製品の数々が図版とともに収められています。ミシンやカメラなど、製品化されたアイテム自体が「往時の先端商品」を示しており、その点でも興味深い歴史資料といえましょうか。 ■建築にプロダクト・デザイン…何でまた今。というのにも理由があり、渋谷パルコ・ロゴスギャラリーとの共同企画で今年も10月に企画展を開催することになりそうです。テーマは“廃墟・工場・製造機械部品”。この件が浮上したのに慌てて、機械・建築関係の書籍・雑誌のストックを見直し始めたという次第。企画展についてはこれでは何だか全然わからないと思いますが(…私もまだよく分からない。というのも企画展ではいつものことですが)、詳細決定次第、随時このページでお知らせいたします。「今年は夏休み、ちゃんととるもんね」の願いも空しく、今年の夏休みは汗と機械油とにまみれて働きます。多分、真っ黒。でも真っ青にならずに済めばよいか-これが目下のささやかな願いであります。

07/06/29 Information

■新着情報週二回更新!のお約束はなかなか果たせておりませんが、店だけは勤勉に(…週三日で…) 火・木・土曜日の12時~20時で営業しております。暑さも雨もモノともせず、ご来店いただければしあわせです。 ネット環境も安定を取り戻し、さて今週も新着品のご紹介を。予告通り洋書二冊です。今回画像が上手くとれず、大変見辛い点、どうかご容赦ください。画像二点とも大きい方の本は『3 PETITES FILLES DANS LA RUE』で、1925年にパリで発行されたジュール・パスキンの手彩色画多数に飾られた710部限定本です。エコール・ド・パリを代表する画家らしく、さらさらと流れるような線は洒脱。そして、ごくごく淡いパステルトーンで統一した彩色はあくまで軽妙。画像では鮮明にお伝えできないのが本当に残念です。頁によっては、女性の立ち姿、そのシルエットの曲線に合わせて文末の文字の位置が湾曲して並んでいたり、挿絵が先にあったのだろうとは予想するものの、さて、一体どういった手順で割付が進められたものか…本一冊のなかにはさまざまな疑問符が潜んでいて、まだまだ知らないことばかりだと痛感します。さて、世界を渡り歩いた後、パリに居を定めてから九年、暗さの微塵も感じさせないこの本の出版から五年。1930年にパスキンは自死を遂げます。華やかなりしパリをとびきり豪奢に疾走した画家の作品が軽妙であればあるほど、ずしりと重く感じられてくるのは、私の思い入れによるものでありましょうか。 ■画像二点とも、小さい本がアルフレッド・ジャリ著、アンドレ・ドラン装丁・挿画による『GESTES SUIVIS DES PARALIPOMENES d’UBU』。1920年にパリで出版された1000部内940部本の一冊です。

タイトルは「ユビュの歴代略史に一貫したる態度」…とでも訳すのでしょうか???-聖書関係の用語には含みや別の意味があるのかも。何しろジャリのことなので-あのユビュ王ものではあります。口絵は銅板画に手彩色を施し、本文頁中にはセピア一色のメゾチントのプレート6点が綴じ込まれています(勿論全てオリジナル)。また、テキストの全頁に覆面男と昆虫とを、各章の扉には覆面男と道化師とを、いずれも赤と黒の銅版画で配すなど、いかにも多才なドランらしく、八面六臂のご活躍。おそらくは言葉遊びが随所にちりばめられているはずのテキストも、「l」「b」などの縦線が一般的なフォントに比べて長い書体が使われているせいか、フランス語の読めない私の目を通してさえ、何か不思議なリズムが感じられます。挿絵本としてみれば決して立派な本ではありませんが何故か手放し難く、実はこの8年ほど、自宅の棚にしまいこんでいたのでした。手放す理由?そりゃもう簡単。今月が市場の年度末、待ったなしの支払いのためでして……お粗末。

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