■松が明けるのとほぼ同時に緊急事態宣言が発出されるという波乱の年明けとなりました。
みなさまお変わりござませんでしょうか。
遅ればせながら…
あけましておめでとうございます!
本年も旧倍のご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます
早速ですが、店の営業についてのお知らせです。
1月12日(火)より毎週火・木・土曜日で営業いたしますが、緊急事態宣言をうけ、営業時間を当面12時より19時までと短縮させていただきます。
これまで以上に消毒と換気を心掛けて営業を続けます。
今後、感染の拡大や自粛要請など、状況の変化によっては営業日や時間を変更する可能性もございます。変更の場合は随時当HPやFacebookでお知らせいたしますので、ご来店に際しましてはご確認いただければ幸甚に存じます。
また、お客様には店内入り口での手指の消毒とマスクの着用をお願いいたします。
ご不便をおかけたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます
この不穏な2021年が夏の盛りを迎える頃、小店店主は還暦を、晩秋には日月堂が開業25周年を迎えます。
9.11、リーマンショック、3.11、そしてコロナウイルス …… さまざまな歴史をくぐりぬけ、時々古書界の正道を踏み外しながら、この四半世紀を大過なく過ごして来られたのは、いうまでもなくお客さまに支えられてのことです。
有難いことだと思っております。心より、御礼申し上げます。
■画像は昨年のクリスマス大市での落札品より。小店入荷は10年ぶりくらいになるでしょうか。1991年、アントワープで開催されたマルセル・デュシャンの展覧会に際して刊行された『Chess Box』。限定850部で、展覧会カタログ、冊子、ポートフォリオ、デュシャンのインタビューカセットテープなどがチェスポードを模した箱の中にセットされています。デュシャンの主要作品を振り返ることができる楽しい詰め合わせは、いかにデジタル化が進もうとも、所有欲をくすぐり続けてくれることでしょう。
■1月9日、延期された「銀座 古書の市」の参加店有志による「古書目録福袋」の詰め合わせ作業が始まります。セットアップする福袋は5,000セット。ある書店の方の試算によれば参加店全店の目録を積み上げた高さは100メートルに相当するのだとか。東京古書会館で換気と手指の消毒など心掛けながら作業を進めます。到着まで、いましばらくお待ち下さい。
コロナウイルスは当面沈静化など望めそうにありません。
みなさまどうかくれぐれもご自愛下さますよう、ご健勝をお祈りいたしております。
小店にとっては節目となる2012年、また1年、どうかお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。