■4/27に開催された「全連大市」は戦前のアヴァンギャルドと左翼系の洋書ウブ口が大量出品され…それはもう信じられないような光景でした。ここで買わずにどうする!と渾身の入札。だったはずが、落札はわずか。これで何度目かの「情けなくて泣きたくなった市場」として我が脳裏に記憶することになりました。 ■新着品はそんななかから。 フランス・マゼレールの一口(写真左の3冊)、ゲオルグ・グロッスの挿絵本『ビリッピ博士の生と死』初版(写真左の右端)、レジェの装丁でポショワールを多数併録したバレエ・スエドワの一冊(写真右)、旧蔵者が大切にしていたと思われる戦前ヨーロッパの分厚い絵葉書帖等々。この他、印刷史から見て興味深い証券と世界各国の紙幣コレクション、榛原と三越製の古い木版のし袋やポチ袋なども。久しぶりの紙モノ充実です。