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11/01/08 寒中お見舞いと1月~2月のご案内 / 「第27回 銀座 古書の市」目録アップ !


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鯛の集合の図。市場で初めて見た時には、思わず「うっわぁ」という声を漏らしてしまいました。この大胆かつ斬新な構図、この鱗のカラーグラデーション … ここのところ扱うことの多い和のデザインのものですが、これは近年最も小店好みの1点。

■早くも松の内を過ぎ今年最初の更新にあたりまして、先ずは
寒中お見舞い申し上げます。
東京もここ数日は厳しい寒さとなりました。年末年始、みなさまにはお変わりなくお過ごしだったでしょうか。
昨年、小店の最大の収穫といえば店主の卒煙だったというのが大方の、かつ誠に正しい見方であり、お陰さまで何だか清々しい越年となりました。がしかし、シュガーレスのガムに飽き果てて口淋しさを紛らわせるのに次から次へと口の中に放り込む「煎り黒豆」の減るスピードといったら本人でさえ尋常とは思えず、薄っすらとしたゼイ肉を年輪の如く-しかし日輪のペースで-蓄積した結果、ただいま約半世紀に及ぶ人生において最も「重たいワタクシ」となり果てました。冷静に考えるに、依存の先が煙から何故か「煎り黒豆」に変わっただけというのが正しい認識に違いなく、年頭卒煙を誉めて下さった方々には誠に恐縮に存じますが、相変わらずの日月堂ということでそこはご理解をいただきまして、2011年も呆れず飽かずお付き合いいただければ幸甚に存じます。
そんな「お願いいたします」の気持ちを込めて、画像は賑々しく。昭和14年・芸艸堂発行『京の友禅集1集』の未綴じリーフ10葉の内の1点。こちら、紙ではなく絹布に捺染されておりまして現物は発色・質感とも画像より一層鮮やかな、小店あるじにお似合いのそれは見事な“おめでたさ”です。
今週は新着品のご紹介に代えて、2011年年頭のスケジュールとお知らせを申し上げます。
その1。「第27回 銀座 古書の市」
1月26日(水)より1月31日(月)まで、松屋銀座8階大催場で開催される「第27回 銀座 古書の市」に出店。昨年の第26回に続き、2度目の参加となります。参加全店の紙製目録の到着はこれからとなりますが、小店目録掲載品のみ、HPにアップいたしました。当ページ左側一番上の「第27回 銀座 古書の市」のバナーか、こちらをクリック。さらに1から7まで、ページ毎にクリックすれば、出品全点をご覧いただけます。ご注文締切は1月25日(火)で、ご注文が重複した場合は抽選とさせていただきます。在庫のあるものについては1月26日以降も引き続き先着順でご注文を承ります。お目に留まるものなどございましたら、1点でもご注文いただければ幸甚に存じます。先ずはお目通しのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
*「ご注文のしおり」の頁にある、HPからのお申し込み期限「1月23日(日)」は誤りで、正しくは「1月25日(火)」となります。悪しからずご了解のほどお願い申し上げます。


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「第27回 銀座 古書の市」小店目録出品商品より 戦前フランスで出版された前衛系芸術雑誌。何年に、誰が出し、どのような人たちのどんな作品をとりあげていたのかは、同即売会専用頁でご確認下さい !

その2。厳寒 ≪ ユーロ安 = パリ!?
よくよく考えてみると、前回のパリ行きは2007年のこと。実に4年ぶりとなるパリ行き、2月4日(金)~2月11日(金)で手配を済ませました。現地6泊という強行軍、蚤の市と古紙市だけで終わる余裕のヨの字もない旅となりそうですが、しかも今年のヨーロッパ、本気で寒いらしいのですが、かつてないユーロ安に行かない手はなかろうと判断した次第。今回は仕入れと品揃えを再考していくための下調べという気持ちもあり、これまで以上に随意的な - ま、正直場当たり的というべきですが - 仕入れを試みられればと思っています。何が買えるか何を買うか、どうかお楽しみにお待ち下さい … って … お楽しみに?? … お待ち下さい??? … やや、ややや思い出したゾ。パリ行きを告知した途端に買い控えが始まるんだった小店は。みなさまよろしいですか。いまとても大切なことを書きますからね。はい。   
パリ行き前の手元不如意は必ずや確実にそのお楽しみを減らすことになります。   
よろしいですか。よろしいですね。これっておどしですか。かも知れませんね。はっはっはぁ~あ。
今年、初売りとなった1月6日(木)は古書店・なないろ文庫ふしぎ堂店主、『彷書月刊』編集長だった田村治芳さん(なないろさん)のお通夜、翌7日(金)は告別式でした。両日とも、なないろさんを送ろうと集まった大勢の方たちの列に私も加わらせていただきました。余命半年の宣告から二年二カ月のご闘病、昨年12月には年内もつかどうかと云われながら2011年1月1月の昼少し前にお亡くなりになるまで、とくにこの1年はしんどく厳しい闘いの連続だったろうと思われるのに、最期は、午睡の延長といった実に穏やかなお顔をされていました。60歳。確かにまだまだ若い。けれど、自らを貫かれた見事な生だったと思います。2001年、古本屋になってから初のパリ行きから帰ったばかりの私をつかまえて、なないろさんと石神井書林・内堀さんが喫茶店に誘って下さったことがありました。日「パリのマンガ古書店にはB.C.って書いてあるんですよ」な「ほぉ。かっこいい!」日「川べりの路地を入ったところに製本職人さんの工房があったりしましてねぇ」な「ほぉ。さすがはパリ!いかにもパリ!」石「ななちゃん、それじゃぁまるで咸臨丸で海外見て来たひとの話を聞いてる幕末の御隠居さんですよ」なんて大笑いしたことを、なないろさんのよく通る声、西のアクセントとともに思い出します。今年はそれからちょうど10年。久しぶりのパリで見たこと聞いたことを - いや、それだけでなくこの世界に居て見知ったこと、体験したことを-まるで幕末のひとみたいに、全身を好奇心で満たしながら聞いてくれる相手を、私は探さなくてはならなくなってしまいました。いまはただ、心からご冥福をお祈りいたします。
■淋しさは淋しさとして、それでも生きていかねばならならい者はとりあえず前へと進んでいくしかありません。
みなさまには、2011年もなお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、改めまして心よりお願い申し上げます。

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