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11/04/23 「タンタン」フルデジタル3D映画化対抗、コンテンツ無断コピー『正ちゃん文庫』


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■3.11からこのかた、何か気持ちの据わらないままうかうかと過ごすうちに、来週はもうゴールデンウィークに入ります。GW中の店の営業は - 来週は通常と変わらず4月26日(火)、28日(木)、30日(土)の3日間、各日12時より20時で営業いたします。翌週5月1日(日)より5月6日(金)まではお休みをいただき、5月7日(土)は再び12時より20時で営業 - の予定です。ご心配な場合はお電話で在席をご確認いただければ確実かと存じます(03-3400-0327  留守番電話に切り替わった場合は不在)。ご面倒をおかけいたしまして大変恐縮に存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。また、来週は当新着ご案内の更新は一回お休みさせていただきます。次回は5月6日深夜から7日未明にかけて更新の予定です。こちらも併せてご了承のほど、よろしくお願いいたします。
ここのところ戦前の海外渡航関係資料を続けて入手、中から今週は「ツチヤ ヨシ」氏旧蔵の一塊より。西はスペイン、フランス、ドイツ、欧州各国からアメリカそして南米まで、国境も言葉も越えて駆け回ったらしきツチヤさんは、主に各国の見本市や商業施設、ビジネススクールなどとの連絡で動いていたようですが、なかで面白そうなのが『SEATING LIST  Japan Society Dinner  In Honor of His Excellency Katsuji Debuchi 』で、日付は1929年12月11日。その前年にアメリカ合衆国特命全権大使に就任していた出淵勝次を囲み、ジャパンソサエティが主催、ホテル・アスターで開かれた夕食会の出席者および着席リストです。全106テーブル約800名の欧文人名の中には一体どんな人の名前が潜んでいるのか、詳しいことはご購入下さる方にお任せするとして(居るのか)、専用封筒とレターヘッド、絵葉書がセットになったエアライン「MADDUX」カリフォルニア-メキシコ路線パンフレット、ドイツの誇った豪華客船、北ドイツ ロイド社の「ブレーメン号」が配布したメタルバッチ付のインヴィテーションカード、スペイン国見本市のパンフレット、パリ・ルーブル百貨店のフロアガイド兼手帖、スポーツ案内件年間スケジュール帖など、洒落た印刷物とグッズなど粒揃いのコレクションは、関連毎に分売の予定です。


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■スピルバーグ監督の新作が「タンタン」だと知ったのが昨日の新聞広告でのこと。タンタンといえば我が国の「正ちゃん」を忘れるわけにはいきません。というわけで今週の新着品1点目は『正ちゃん文庫』5冊+番外1冊。絵のタッチから物語の作風まで「タンタン」と「正ちゃん」とに見られる近似性は、すでに多くの方の言及されているところですが、世界的キャラクターとしてこの度なお一層の飛躍が約束された「タンタン」の誕生が1929(昭和4)年なのに対し、日本でもいまや年配の方か漫画や児童文学を愛好するごく一部の方にしか知られていないと思われる「正ちゃん」は1923(大正12)年の誕生で、何と6年も先輩。「タンタン」は「正ちゃん」のパクリか?!- というのはどうやら贔屓の引き倒しで、「正ちゃん」の原作を担当した織田小星は欧州駐在経験があったことからも、「タンタン」のエルジェと「正ちゃん」の織田に共通のインスピレーションをもたらした何らかの作品がすでにあったと見るのが妥当であろうかと思われます。いずれにしても大正末期の日本では、漫画・絵本の分野にも、このようなかたちでモダニズムが興っていたというわけです。ところで今回入荷したこの『正ちゃん文庫』ですが、織田原作・樺島勝一作画により『アサヒグラフ』『朝日新聞』に連載された正統「正ちゃん」を、大阪の榎本書店という版元が無断で(といわれています)小型本に仕立て1925(大正14)年に発行したもの。先に「+番外1冊」と書いたのは画像中の下段下・見開き分なのですが、これだけは正ちゃん文庫ではなく、しかし同じ造本、同じ榎本書店がらみで出版された日本ペイントのPR誌『トンキチのイヂワル』という代物。無断引用されたという「正ちゃん文庫」より、書き下ろしのはずの挿絵も樺島勝一的うまさでちょっと驚きのこの1冊、実は最も成立経緯の気になる謎の物件です。
昨日の市場で、久しぶりに大阪からいらした古書店のご主人と立ち話になりました。「東京はほんまに暗くなりましたなあ」というのが第一声でした。地下鉄の駅からお店まで、電灯を灯す数を減らし、夜8時を過ぎれば場所によっては街全体が闇に沈むかのようですが、何だか少しパリのメトロや路地の様子に似てきたようにも思います。日昼でも雨でも降ろうものなら通りからすっかり人の姿が消えてしまいますが、静かな雨を眺めるのも案外悪くありません。根津美術館ではこの時期恒例の「国宝 燕子花図屏風 2011」が5月15日まで開催されていますが、例年の長蛇の列が嘘のよう、お陰で今年は並ばずにご覧になれます。こんな時だからこそ、という方法で、思いつきで、みなさまどうかよきGWをお過ごし下さい! あ。4月30日のご計画には、小店も加えていただければ幸いに ……… 。

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