■夏季休業も終え、今後は当面火・木・土曜日の12時~20時で営業いたしております。ご来店のほど、よろしくお願いいたします。 ■休業期間…といっても働いてるうちに終わってしまいました。ひとつは「印刷解体vol.3 LAST!」の準備で。4日間・延べ18名のフル稼働でとりあえず積み出し可能な状態に。画像は日々積みあがっていった商品が待機している様子、とでもいいましょうか。欧文活字は24ポ・クリスタルスクリプト、30ポ・フーツラメジウム大文字小文字、18ポ・センチリーオールド大文字小文字などの他、オールタネートゴシック、ピラネシイタリック、バンハードGライト、カスロンエクストラコンデンス、ゴーデーボルド、エングラーフスシェイド…(と書き出すとまるでお経のようですがこれでもまだほんの一部)等々を出品いたします。「印刷解体vol.3 LAST!」については、ロゴスギャラリー 印刷解体vol.3 をご参照ください。
■で、その「印刷解体」。自分のところのこともやらないといけなくなってまいりまして。ウチは何を出すんだ?…のほんの一例。画像は明治20年に発行された『英語日用弁』。手のひらに収まる小さな本で、単語毎にヘタウマなカットが配されています。当時、どういう単語がわざわざ「日用弁」にとられていたかという点でも、なかなか興味深いものがあります。これはまだ、木版で印刷されたものではないかと思いますが、他に明治32年・丸善発行、築地活版製造所印刷『日仏辞典』など、今年は木版・活版入り乱れた明治期の書籍を中心に出品する予定です。あっ。もちろん紙モノも準備中。ところでしかし。「弁」は言葉、くらいの意味なんでしょうが、「英語日用弁」とは…明治の日本人、スケール大きいぞ。