■「印刷解体 vol.3 LAST!」もとうとう明日で最終日。活字だけで見ると今回が最もよく売れたことになりそうです。告知にご尽力くださった方々、ご来場くださった皆様、本当に有難うございました! ■今週10/16(月)より10/20(金)まで、店は休業させていただきます。やっとのんびりお休み…というワケではなく、目黒通り(通称インテリア・ストリート)沿いにあるアンティーク・ショップ「ジェオグラフィカ」さんで、コーナー展開させていただくことになり、この準備作業に集中するためです。明日より改装に入る「ジェオグラフィカ」さんのリニューアル・オープン日・10/21(土)と同時に、同店内1階で日月堂の古書・古紙コーナーが立ち上がります。家具を中心としたクオリティの高い本格派アンティーク・ショップとして知られる「ジェオグラフィカ」。そのクオリティに相応しい商品をご提案できればと思っています。詳細につきましては改めてご案内いたしますが、店ともどもよろしくお願いいたします!!
■新着品のご紹介を少々。上の画像は『LIVRE D'OR DE BIBLIOPHILE 1928-1929』。“愛書家のための輝かしき本”とでも訳すのでしょうか。1929年、パリで限定1800部発行されたこの本は、愛書家が所有するに相応しい本の数々からフロント・ページと挿絵を「いいとこどり」して一冊にまとめたものです。挿絵は元本の手法を踏襲していて、マルティ画のポショワール、マリー・ローランサンのリトグラフをはじめ、当時の人気挿絵家・画家の小口木版、銅板画など、いわゆるオリジナルが多数綴じこまれた、実に贅沢な本となっています。そして下の画像。手製ノートの表紙に『燐葉集』と毛筆書きされたマッチラベルのコレクションです。海外モノが多数を占めるコレクションは意外に少ないのと、その並べ方に感心しての落札でした。これを見ると、マッチラベルのデザインが統一フォーマット+オーダー部分で成り立っていること、オーダー部分の工夫次第で充分個性が出せることなどがよく分かります。デザイン・ソースとしてみても魅力的な一冊です。